執行役員 / 海外戦略事業
シモン・ヤニック2019年入社
一言でいうと、海外と関連のある案件のフォローアップが主な業務です。役員として全社的な視点で物事を見ているため、調達・技術・マーケティング・営業・サポートなどの各フェーズにおいて、社内部門と海外とのやりとりなどを幅広く手伝っています。
フランスのビジネススクールに通っているときの日本への留学経験(名古屋商科大学のMBA)がきっかけで、ビジネススクールを卒業後、名古屋外大で日本語を勉強しました。のちに電気ヒューズを製造している日本の企業に入社し、日本市場およびビジネスの手法を約6年間にわたって学びました。この経験を活かすべく、フランスの掘削機械のメーカーの営業担当になりました。海外での売上が全体の約8割を占めているので、各国の文化や習慣にあわせた営業活動を行い、全世界をターゲットに販売しました。アメリカ・ヨーロッパはもちろん、中国・インドの市場を開拓しながら、日本のゼネコンとやりとりし続けました。営業の仕事はとても興味深くおもしろい仕事であり、コミュニケーションスキルが身につきました。しかしながら、5年以上国際出張ばかりで大変だったので、日本に関する知識と国際経験を活かすため、また日本に戻り、今に至ります。
さまざまな理由がありますが、私のスキルや考え方を活かして貢献できる環境を探していたことや、強い将来性を持っている会社で、会社とともに自分も成長できる環境だと感じたことが、主な理由です。また、関西は自然が多くとても住みやすいので、家族のためにも魅力的な環境でした。
新しい業界のため、いろいろと勉強する必要はありました。ただし、相手がエンドユーザーであっても仕入れ先であっても、信頼を得ることが重要だという点は変わらないので、そういう意味ではスムーズでした。
サーバーホスティング事業はさまざまな分野と関係があるので、各事業の目標・課題・動き方を把握するのに時間がかかりました。また、どの分野においてでも「最終的にどのようにすればお客様への付加価値を高められるか」を見極めるのは、考えていたより複雑でした。
海外事業を担当する前は、当社のパートナー向けの営業活動を行っていました。ほぼゼロからのスタートでしたが、自らが動くことで、結果につなげられました。その後は、入社したメンバーが同じことをできるためにプロセスおよびツールの作成、教育を行う必要があり、また時間を要しました。きちんと教えることができたのか不安なときもありましたが、メンバーが成果をあげたときは、自分のことのようにうれしかったです。クライアント様の役に立て、メンバーの自信にもつながりました。
国内・海外関係なく、新しいマーケティングモデルに挑戦したいです。自分から声をかける「アウトバウンド」モデルから、エンドユーザー様が自分で情報を調べる「インバウンド」モデルに、世の中は変化しています。また、付加価値がある情報を提供するトレンドから、インフルエンサー(自分の利益のため情報を提供する)による情報提供が主流になりつつあります。ダイレクトメールはあふれかえり、ほとんど意味がなくなった今、エンドユーザー様の信頼につながるような将来のコミュニケーションチャネルに興味があります。新しいSNS経由なのかAIに聞くだけなのかわかりませんが、海外から来る可能性が高いと踏んでいます。いろいろな分野の販売方法を定期的に確認すると同時に、日本では当たり前だが海外にはない販売方法もあるので、そういったものも採り入れていきたいと思います。
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